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2020/07/2520/07/25 鈴鹿中・高SOMが文科大臣賞受賞

ホビー大賞で2冠目
ロボットで環境問題啓発

 自作の海洋生物ロボットなどで環境保全活動を推進している鈴鹿中学・高校の生徒の有志団体SOM(Save the Ocean Men)が、日本ホビー協会主催のホビー大賞で、最高位の文部科学大臣賞を受賞。昨年末のイオンエコワングランプリ内閣総理大臣賞に次ぐ栄誉にSOMの落合真弘代表(17)は「両方初応募で、イオンエコワンは環境面で、ホビー大賞はものづくり面での評価を受け、活動がそれぞれ認められてうれしい。今まで以上に生き物が生き生きとすむ海になれば」と喜びを噛み締めています。
 SOMは『SOMの泳ぐロボットたち』として、ウミガメ、イルカ、マンボウなどを模したラジコンロボットの泳ぐ姿をイベントで披露し、海洋ごみがもたらす環境問題の現状、保全の大切さを呼び掛けるなどの活動で応募。
 ロボットはリアルさを出すために実際に魚を買って観察したり、生き物らしい動きになるようにモーターの動きを追求したりしていました。
 落合代表は「ホビー大賞は大人も交じっているのと、工夫したのを評価されたのがうれしい。同級生は大学生になってから専門分野を生かして、また一緒に活動できたらと思います。後輩たちは自分たちの方向性を考えて活動をしていってもらえたら」と話していました。
 同協会はハンドメード品や手芸の普及啓発活動などを行う団体で、ホビー大賞は社会貢献、創造性、デザイン性に富んだ作品や活動を表彰するもの。今回は過去最多の320件の応募がありました。

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