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2020/07/0420/06/27 桑工生が上位独占

県技能競技大会プリント配線板設計

 県技能競技大会のプリント配線板設計作業3級で、桑名工業高校電気科の3年生が表彰台を独占しました。上位3人の受賞は同校初で、生徒たちは「皆で教えあった結果」と笑みをこぼしています。
 大会は厚生労働省管轄の中央職業能力開発協会主催の技能検定試験と兼ねて実施され、1月下旬に実技、2月上旬に学科試験が行われました。
 同校から7人と社会人2人を合わせた9人が3級を受験。試験は与えられた電気回路図、設計基準書に基づいてプリント配線板の設計を行うもの。配線の取り回しなどは自由度が高く、設計者のセンスも問われます。
 最高位の知事賞を受賞した岡奨一朗さん=いなべ市藤原町=は「自信はありましたが、まさか知事賞とは思いませんでした。皆で教えあった結果としてうれしい。感謝しています」。次点の1位の酒井将嗣さん=桑名市下深谷=は「自信はなかったです。1位に納得できていますが、悔しさもあります」と。2位の佐藤彰太さん=いなべ市藤原町=は「自信もなくて、受かれば良しと思っていたので驚きました」と話しています。
 3人とも「電気全般のいろいろな検定にチャレンジし、就職に向け自身の幅を広げたい」と次の目標も掲げています。
 指導に当たった三輪一清教諭は「(上位独占は)7人の頑張りがあったからだと思います。互いに勉強を教え合うなどの成長も見られました。次へのステップにつなげてほしい」と生徒の努力に目を細めていました。

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