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2023/04/0823/04/08 姉妹がライバル③

姉妹がライバル③
 ミュージカル出演の賀数彩花さん、苺花さん姉妹
「これからも一緒に活動したい」

 スポーツや芸能分野で切磋琢磨(せっさたくま)している桑員地区の姉妹を紹介する特集『姉妹がライバル』の3回目をお届けします。今回は東員ミュージカルに出演した賀数彩花さん=津田学園高1、苺花さん=東員第2中1=姉妹です。
 ミュージカルを始めたきっかけは―
 彩花さん(以降彩)=4歳からダンスをしていました。コロナ禍で発表の場が中止になり、皆さんに見ていただく喜びがなくなり辞めてしまいました。何か新しいことを始めたいと考えていた時に、ミュージカルアニーと東員ミュージカルを続けて観賞する機会があり、大好きなダンス、芝居、歌を表現する世界があることを知り、東員ミュージカルに中2の時、チャレンジしました。
 苺花さん(以降苺)=同じようにコロナ禍で8年習っていたダンスを辞めました。舞台を見に行った時のお姉ちゃんは、ものすごく頑張り、楽しそうにキラキラ輝いていて、格好良かったです。練習はつらそうでしたが、本番後、最初に出た言葉が「すごく楽しかった! また来年もやりたい!」でした。そう感じさせるミュージカルってどんなのかなと思い、昨年のオーディションを受けました。
 舞台の面白いところ、楽しいところ―
 彩=ダンスは大好きなので、すぐ覚えられて楽しいです。普段なかなか関われない世代の人たちと、一つのものを作り上げていくのも楽しみの一つです。
 苺=私もダンスは大好きなので、もっと踊りたいと思うぐらい楽しいです。歌も楽しかったです。音楽の授業と違って、歌はただ「歌う」だけじゃなくて、「届ける」つもりで歌っていたからかなと思います。
 姉妹の互いのすごいと思うところは―
 彩=自分が歌わないところもすぐ覚えて大きな声で歌っているので、すごい頑張っているなと思いました。
 苺=テスト期間と練習が重なり、とても大変そうでした。舞台袖に問題集を持ち込んで、時間を見つけては勉強しながら練習に取り組む姿は、まねできないなと思いました。
 一緒にやっていて良かったところ、悪かったところは―
 彩=初回は、リモートでの練習も多く、寂しかったけれど、今回は妹と一緒に練習できて良かったです。歌詞を間違えて何度も注意されてしまったところは悔しかったです。
 苺=最初は不安でしたが、お姉ちゃんがいてくれてとても安心できました。振りの確認も一緒にできたし、心強かったです。「音程が違う」とたくさん言われ続けてとても悔しかったので、お姉ちゃんより早く歌詞を覚えて大きい声で歌ってやるぞ!と、自分のできることを頑張りました。お姉ちゃんに「もう歌詞覚えててすごいね」と言われた時は「やったー!」とうれしかったです。
 これからの目標は―
 彩=人に見てもらえ、喜んでもらえることが自分の喜びにつながると感じることが多かったので、人に喜びを与えられることをしていきたいです。それが妹と一緒だったらすてきだなと思います。
 苺=誰かの役に立つことがうれしいので、これからも誰かのためにつながることをやっていきたいです。お姉ちゃんと一緒にできたらうれしいです。
    ◇
 特集『姉妹がライバル』は今回で終了です。

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