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2020/05/3020/05/23 爽やかさん
濱田 珠実さん
ほくせい・愛灯館
愛知学院大の宗教文化学科を経て今春、葬儀社の事務職に就きました。「葬儀は故人の最後を飾る大切な時間。心を込めて、お手伝いをしたい」と話します。
祖母が亡くなった小学5年生のとき、不思議な葬儀を体験しました。「父の実家は鳥羽市の本浦地区ですが、先に火葬をしてから、通夜、葬儀でした」。幼心に抱いた疑問がいつしか、葬送文化や宗教への関心へと育っていきました。
コロナ禍で大学の卒業式が中止になり、大切な節目の場を失う経験もしました。「いつの間にか学生生活が終わってしまった、という感じで卒業した実感が全然なかった」と言い「節目や区切りは、次に進むためのステップだと思う。葬儀も、心を整理し、前進するためのセレモニーでありたい」。