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2023/03/1102/11 菰野の八重姫を漫画で紹介

菰野町の服部さんが作画
「楽しんで読んでほしい」

 菰野町大羽根園柴垣町の服部千里さん(23)が作画した菰野藩初代藩主土方雄氏の正室が主役の漫画『八重姫伝』が、15日に刊行されます。「歴史を知らなくとも、楽しんで読んでもらえたら」と話しています。
 服部さんは菰野小時代、友人とお気に入りの小説家へ送るファンレターに絵を添えて、作画を楽しんでいました。描くことに魅力を感じ、四日市市の高校を卒業後、名古屋市のあいち造形デザイン専門学校で漫画の基礎を学びました。
 昨春、菰野町の広報紙で作者募集を見た父親から応募を勧められました。「織田信長の孫で、なぎなたを振りかざし役人をいさめた逸話などもあり、強気な女性として描きました」
 有名な国際的狙撃手を登場させたり、少女漫画チックなカットも盛り込んだりして、読みやすさも工夫してあります。
 発刊は同町が教科書では学べない郷土ゆかりの偉人を知り、故郷への愛情と理解を育むことを目的に企画。服部さんは画力を高く評価され、作画担当に選ばれました。
 ストーリーは八重姫の4歳から92歳までの生涯を描いたものでB6サイズ、120㌻。4月初旬から同町図書館、各地区コミュニティーセンターで読むことができます。各小学校では今秋から授業で活用される予定です。
 発刊に関連し、八重姫ゆかりのスポットを巡るサイクリングコースの設定や、寺社などへの案内パネル設置も計画されています。
 tel059(391)1160同町コミュニティ振興課。

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