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2020/07/1120/07/11 3度の延期越え日本タイトル挑戦

 

 旭が丘出身 プロボクサー矢吹選手
「次は東洋、世界へ」

    延期に負けずタイトル奪取へ―。鈴鹿市旭が丘出身のプロボクサー矢吹正道(本名佐藤正道)選手(27)=名古屋市・緑ジム所属=が26日、刈谷市で開催されるライトフライ級の日本王座決定戦に臨みます。新型感染症拡大防止の影響で3度のタイトル戦延期を経ての待ちに待った大一番。「上を目指すためにも、早いラウンドで倒さなければと思います。次に東洋太平洋を狙い、世界タイトルへつなげたい」と意気込みます。
 昨年末の王座挑戦者決定戦で5度のダウンを奪い勝利。権利を手中にしましたが、3月に予定されていた挑戦試合がコロナ禍で5月に延期に。
 同月も再延期となる中、対戦相手だった王者がモチベーションの維持の難しさを理由に引退とタイトル返上を発表し、またも白紙に。
 試合開催が不明瞭の中、ようやく7月に同級日本2位の佐藤剛選手(角海老宝石)と王座決定戦が組まれました。
 試合ができないのは自分だけではなく、他の選手も同じとし、走り込みなど一人でこなせる練習を重ねてきました。
 「自分にはボクシングしかないという思いがあるので焦ったり、気持ちが切れたりすることはありませんでした。世界王者になるという自分の夢のために進んでいきたい」
 矢吹選手は6歳からボクシングを始め、弟力石政法選手とともに緑ジムで汗を流しています。同級日本1位、WBC4位、東洋太平洋4位のランカー。戦績は13戦10勝(10KO)3敗。右のボクサーファイターです。

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