はなまっぷ代表後藤さん
「スポットを皆さんと発信したい」
来月４冊目の写真集発刊も

　四日市市城東町の後藤有紀さんは、日本の美しい花風景を写真で紹介するＷｅｂサイト『はなまっぷ』の代表を務めています。「三重をはじめ、日本の花スポットを皆さんと一緒に発信していきたい」と話しています。
　建築会社勤務時代、建物を撮影することがあり、デジタルカメラの操作は習熟していました。各地の花の写真を見るのが好きなこともあり、趣味で撮影もしていました。
　２０１４年、ＳＮＳの写真投稿サービスインスタグラムの存在を知り、「花好きな人の集まる場所になれば」と、15年に『はなまっぷ』を開設。
　18年に投稿された写真を編集した『１００年後まで残したい！　日本の美しい花風景』を発刊、半年後に２冊目『１年中楽しみたい　日本の美しい花暦』、21年に３冊目『世界中に贈りたい花の絶景１００』を出しました。４冊目『四季の花々を訪ねていきたい　にっぽんの花地図』は来月２日に発刊を予定。季節ごとの名所を地図を交えて紹介します。
　インスタグラムのフォロワー数は13万５０００人を超え、人気サイトに躍進。「本やサイトは皆さんの作品の発表の場と、きれいな花を咲かせてくれている場所、維持管理されている人への恩返しの気持ちでやっています。現地まで行けない人に、行った気持ちになれるように楽しんでもらえたら」
　津中日文化センターや近鉄文化サロン四日市で写真講座の講師も務めています。「きれいに撮れない」との声には「漫然と撮影するのではなく、何を撮るのか、たくさん咲いている中から、きれいな一輪、主役を見つけて撮影しては」とのアドバイスも。「撮影技術というよりはカメラを通して、景色の良さ、今までと違う景色に気付いてもらうように指導しています」とも話しています。
　Ｗｅｂサイト、インスタグラムは『はなまっぷ』で検索。写真講座はＴＥＬ０５９（３５４）７２０７近鉄文化サロン四日市へ問い合わせください。