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2022/11/1222/11/12 ヤス・カズ兄弟(鈴鹿PG)が夢を説く

椿小・深伊沢小・栄小と林建材で講演

 JFL(日本フットボールリーグ)の鈴鹿ポイントゲッターズ所属の三浦兄弟が、それぞれ鈴鹿市内で講演をしました。
 〝キングカズ〟こと弟の知良選手は9月29日、椿小6年20人に、前月20日、深伊沢小6年25人に、同27日、栄小6年34人に夢を持つ大切さを話しました。
 取り組みは『夢で逢えたら』と冠して、J1ヴィッセル神戸在籍時の2003年から実施。
 ブラジルの伝説的サッカー選手ペレに憧れて、『プロ選手になりたい』と15歳で渡航し、生活環境の違いに苦労したことを話し、「諦めずに目標を持って努力するのが大事」と呼び掛けました。
 授業中の目標として、児童数人と設定回数をこなすリフティングラリーをしました。成功するとクラス全員で喜びの声を上げていました。
 東京ディズニーリゾートのスタッフになることが夢の椿小の矢田直音さんは「諦めない大切さを学べました」と話していました。

直筆メッセージ送る

 深伊沢小では事前にカズ選手に渡されていた夢についての作文に対して、直筆でメッセージを書いたポストカードを手渡しました。
 「中日ドラゴンスの選手になりたい」と書いた児童には「球場での活躍を楽しみにしています」、美容師を目指す児童には「いつか僕の髪もいじってください」などが書かれ、「毎日キック、ドリブルの練習をしていたらサッカー選手になれるよ」とのアドバイスを受けた小川陽大さんは、メッセージに目を輝かせていました。
 世界一周が夢の栄小の辻元気さんは「夢は無理と思っていましたが、大人になったら実現させたい」と話していました。
 授業を終えたカズ選手は「メッセージは思いを込めて書きました。一言でも記憶に残れば」と話しました。

チームを世界一に

 兄、泰年監督は先月2日、飯野寺家町の建築資材販売会社林建材(林健一郎社長)で『サッカーわが人生~私がサッカーから学んだこと~』を演題に実施しました。
 先日のカズ選手の授業にちなみ、夢について講演し「小さいころ、カズはブラジル代表になりたいと夢を語っていました。自分は夢を持っていなかったが、サッカーだけはうまくなりたいと思っていた」、1993年、兄弟で日本代表に選ばれた時は「これまでになくうれしく、『これが夢だった』と実感した。夢はかなうと現実になります。現実を継続させるため目標を持ち、努力することが大事」。
 チームサポーターを含め集まった約55人を前に、「チームを世界一にするのが夢。Jリーグに上げるのは皆さんと共有する目標です」とも話しました。
 講演は同社が顧客への特別商談会『秋の感謝祭』の一環で実施されました。

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