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2022/10/0822/10/08 100歳記念のハーモニカ演奏会

桑名市友村の大野さん
「思いを音色に込めたい」
20日 柿安シティホール

 桑名市友村の大野富男さんの100歳を記念したハーモニカ演奏会が20日午前11時から、柿安シティホールで開催されます。「地元で初の披露なので、緊張しています。母への思いや戦争体験など、いろいろな気持ちを込めた音色を聞いてほしい」と話しています。
 演奏会では、大野さんが終戦後のシベリア抑留で、住民らと交流した際に耳にしたロシアの歌曲『カチューシャ』、抑留から解放され、引き揚げ船で帰ってくる息子を待つ母親を題材にした流行歌『岸壁の母』など4曲を独奏で披露。
 『夕焼け小焼け変奏曲』はメロディーと分けた和音を同時に奏でる分散和音奏法、主旋律を奏でながら低音でリズムをとるベース奏法など、難度の高い8つの技法を駆使して演奏します。
 曲間には、これまでの人生を振り返ったトークの他、所属するハーモニ会のメンバー約60人による祝いの演奏もあります。
 大野さんは1922(大正11)年生まれの東京都出身で、30代前半、桑名市へ転居。80歳のころ、いろいろな演奏会に訪れていた中で、癒やされる音色に引かれ、ハーモニカを始めることに。
 「譜面も読めませんでしたし、吹き方も基礎から学びました。ハーモニカはいろいろな奏法があり奥深く、一人でも楽しめるのが魅力」と話しています。
 入場は無料。問090(4163)2864ハーモニ会藤井さん。

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