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2022/09/1022/09/10 女王の新守護神に

菰野町出身の舟久保選手
ハンドボール北國銀行に入団

 菰野町千種出身の舟久保朱音さん(23)は、日本ハンドボールリーグ女子で8年連続優勝中の北國銀行ハニービーの新守護神として今季、入団しました。チームの背番号1を受け継ぎ、大学時代にはU22日本代表に選出された逸材に、競技に懸ける思いや今後の目標を聞いてみました。
 ―競技を始めたきっかけは
 ハンドボールをしていた兄が楽しそうで、千種小4年の時、地元の総合型地域スポーツクラブ元気アップこものに入りました。
 ―選手としての長所、課題は
 長所は身長177㌢の大きさを生かしたプレーです。課題はフィジカルと判断力の向上、大きさ頼りにならないことや素早く正確なスローイングです。
 ―入団のいきさつは
 一番成長できる場所と考えました。プレーの質が高いことはもちろんですが、私の足りない部分である早い頭の切り替えや、一本一本への集中力、執着心に魅力を感じました。
 ―日本一のチームでの練習環境について
 GKコーチから毎日教えていただけ、練習についていくのに必死で、意識するべき部分をできていないので、もっと余裕を持てるようになりたいです。学ぶことが多く、レベルの高い練習ができてとても楽しく幸せです。
 ―長年ゴールを守ってきた須東(寺田)三友紀さんの背番号1を受け継いだ感想は
 背番号1だと聞いた時は、正直うそだと思うほど驚きました。今でも、ユニホームやアップ着などを着るたび、身が引き締まります。長年活躍され、私の憧れでもあった須東さんから引き継いだとても大切な番号なので、未熟な私ですが日々成長し、1番に値する選手になります。
 ―武庫川女子大時代、U22日本代表に選ばれた時の感想は
 代表の自覚と責任を持ち参加しようという強い気持ちがありました。家族や友達がとても喜んでくれたので、もっと頑張りたいという思いと、改めて応援してくれる人がいるありがたさを感じました。
 ―合宿参加やジュニア世界選手権で戦って感じたことは
 合宿は憧れの選手と一緒に練習したり教えていただいたりと、毎日とても高いレベルの中で練習させていただきました。うまくできないことも多くありましたが、とても新鮮で楽しかったです。
 世界選手権は、国ごとで異なるプレースタイルや海外の大きな選手、フィジカルの強い選手に対応することが難しかったです。どんなときも挑戦する気持ちを忘れずに強気でプレーをしようと決めていたので、ミスを恐れずに楽しんで試合に臨みました。自分自身の成長を感じることができたり、新たな課題もたくさん見つかったりし、実りのある時間でした。経験を生かし、さらに高みを目指したいと強く思いました。
 ―今後の目標は
 チームにとって必要な選手であり、勝ちに貢献し、プラスの存在になることです。背番号1に値する選手になることが今の一番の目標です。長期的な目標としては、代表に入り海外相手でも通用する選手になることです。
 チームの情報はWebサイト『北國銀行ハニービー』で検索。

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