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2020/02/08私の五輪の楽しみ方②

ハンドボール
橋本行弘さん
展開変える戦術の読みが面白さ


鈴鹿市と亀山市で五輪にゆかりのある人らに見どころや競技の魅力、裏側を聞く特集『私の五輪の楽しみ方』。2回目は1988年に開催されたソウル五輪のハンドボールで出場した橋本行弘さん(54)=鈴鹿市十宮4=に聞いてみました。
―競技を始めた時期やきっかけは
出身の愛知県の岡崎城西高校からです。中学はサッカーのGKをしていました。身長が185㌢あったこともあり、顧問の先生に熱心に勧誘されました。ハンドボールの方がシュート数が多く、勝敗への寄与率が高い面、自身の役割の大きい面もありました。
―競技の魅力は
欧州では盛んなスポーツで、走る、投げる、跳ぶなどの身体能力の高さが要求される競技で、激しいボディーコンタクトもあるのが魅力です。
―東京候補の注目選手は
やはり、地元のバイオレットアイリスの選手ですね。女子スポーツは五輪をきっかけに注目を浴びることが多いので頑張ってほしい。男子のホンダハンドボール部も可能性を秘めた若い選手が多いので、東京以降に候補選手が出るように期待をしています。
―気になる他競技は
長女、涼加がビーチバレーで東京出場に向けて、戦っています。華やかであり、リオ五輪で観客動員が多かった競技とも聞いていますので注目です。
―五輪で感じたこと、楽しめたこと
職場や家族らの期待も高く、応援してくれる人の輪が広がるところですね。
―読者への五輪の楽しみ方の提案を
ホンダハンドボール部の監督もしてきました。監督が試合中にできるのは『戦術を変える』『選手を替える』『タイムを取る』の3つです。それらの後には、試合展開を変えたいなどの意図が見えてくるので、チーム一帯となった戦術、戦略を読むのも面白いと思います。
―五輪を目指す若者、スポーツを長く楽しむ人たちへのアドバイスを
自身の限界を決めず、可能性を止めないようにして、チャレンジしていってほしいです。

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