桑名市・寺町通商店街　体に優しい手作り菓子

　桑名市の寺町通商店街で毎月１回だけ開店する『おかしのとこちのツキイチトコチ』。店主の橘真由さん〓同市〓（４５）は８年ほど前から菓子の販売を始めました。「できるだけ体に優しく、おいしいものを意識して手作りしています」と話します。
　普段は通販と卸メイン。「月一だけ店舗で営業するのは、対面でお客さまと触れ合いたい、送料無しで買っていただける日をつくりたかったからです」。店は橘さんの母『としこちゃん』の愛称『とこち』を取り入れたものだと言います。
　以前は飲食店に勤めたり、カフェを経営したり、関心の深い飲食関係に関わってきました。誕生した長女はアレルギーがあり、母乳を与える橘さんは小麦、乳製品、卵、豚肉、大豆、ナッツ、ソバを除去した食事をするようになりました。体に優しいもの、おいしいものを心掛けたレシピを考案し、菓子にも取り入れています。
　あるとき友人からポップコーンを勧められ、キャラメルポップコーンを手作りしてみました。「甘いキャラメルポップコーンが苦手な方からも好評で、おかしのとこちの代表的なお菓子になりました」。ほかに焼き菓子、マフィン、タルト、シフォンケーキなどを作っています。
　橘さんの菓子は同市をはじめ、四日市市、菰野町、久居市などのカフェ、パン屋で扱っています。
　５月の営業日は２２日。時間は午前１０時―午後３時。
　問い合わせはokashinotokochi@gmail.com