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2022/07/09認知症の高齢者を家族の元へ

朝日中3年速水智椛さん
1時間かけ桑名の自宅まで

 朝日中学校3年の速水智椛さんは、迷子になった高齢者を家族の元へ送り届けました。スマートフォンの地図アプリや友人の協力で、約1時間かけて桑名市の自宅近くに無事たどりつきました。
 休日の午後、速水さんは近所の店に歩いて出掛けました。すると途中、女性高齢者に「桑名はどう行けばいいですか」と聞かれ、口頭で説明しました。別れて歩き出したものの「おばあさん大丈夫かな」と気になり、案内することにしました。
 おばあさんに住所を聞き、アプリで検索。友人にもSNSで確認しながら目的地を定め、おばあさんと歩き出しました。会話を弾ませながら1時間ほど歩いていると、おばあさんの行方を探していた家族に会うことができました。認知症で外出先から家に帰ることができなくなっていたようでした。
 速水さんは「とにかく無事にお家に帰ってほしかっただけです。初対面なのにいろんなお話ができて、とても楽しかったです。良い経験ができました」と言います。
 将来は「人の役にたちたいから、看護師になりたいです」ということです。

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