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2021/12/11移動販売車で買い物支援
桑名 在良地区で試験運用始まる
桑名市の在良地区住民らでつくる、まちづくり協議会設立準備委員会と西部地域包括支援センターが、高齢者への生活支援策として移動販売車の運用を始めました。来年1月下旬まで試験販売し、住民の意見を聞いた上で定期開催を目指します。
試験販売は12月22日、1月12、26日の午後1時30分から、在良台駐車場(桑名市額田1000―36)で実施。地元の国分ストア(同市西別所)が車両を出して、野菜、果物、肉、刺身、総菜などを販売します。近隣地域からの利用も可能です。
同地区には1人暮らし、もしくは共に70歳以上という夫婦が約920世帯あり、介護認定率は13㌫に上ります。急勾配のある地形も相まって「買い物に困っている」との声が自治会などに寄せられていました。
支援センターの森輝さんは「1人暮らしの方は人と接する機会も少なくなり勝ち。買い物の利便性を高めるだけでなく、買い物を通じたコミュニケーションの場になることも期待したい」と話しています。
移動販売に関する問い合わせはτ(25)8660西部地域包括支援センター。
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桑名市東部地域包括支援センターは『買い物支援バス』の実証実験を今月から始めました。まずは利用者を限定した上で、来年1月下旬まで全5回を実施。課題を洗い出し、定期運行に移行する計画です。
実証実験では、はまぐりプラザから寺町商店街とバロー桑名東店へと向かう2路線を運行します。運行初日の3日、バロー桑名東店で開催された『健康フェスタ』の会場に第一便が到着し、利用者が買い物やイベントを楽しみました=写真。
同センター職員の市川義正さんは「ネットで買い物もできる時代ですが、フレイル(加齢による体や認知の衰え)予防という観点からも社会との接点は大切。ニーズを把握して定期的、安定的な運行を目指したい」と話しています。
支援バスに関する問い合わせはτ(24)8080東部地域包括支援センター。