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2022/06/1122/06/11 鈴鹿を頂点に①

ホンダ鈴鹿硬式野球部
久芳修平監督(鈴鹿市算所)
日本一でチームに恩返し

 スポーツの分野で日本一やカテゴリー昇格を目指して、鈴鹿市内のチームを新天地として選んだり、カムバックしたりした県内ゆかりの3人を紹介する特集『鈴鹿を頂点に』の2回目です。今回は社会人野球ホンダ鈴鹿硬式野球部の久芳修平監督(同市算所・56)に、日本一を目指す思いなどを聞いてみました。
 ―監督就任への経緯は
 昨年末まで、本田技研日本本部法人営業部(埼玉県)で業務に従事しておりましたが、同年、野球部が都市対抗・日本選手権の2大主要大会の予選で敗退しました。都市対抗は5年、日本選手権は3年連続の出場が途絶えました。モチベーションが下がり、退部を希望する選手も出てきました。そこでスタッフを刷新し再出発することになり、OBの私に就任要請がきました。チームの現状を聞かされ『ホンダマン』としての基礎を築いてくれた野球部の恩返しするのは、今しかないと要請を受けました。
 ―27年ぶりの球界復帰ですが
 選手の技術レベルが上がっていること、上を目指し、一生懸命練習する姿に驚きました。今は選手の気質にアジャストできるよう日々勉強中です。
 ―選手時代のことをお教えください
 チームの雰囲気を盛り上げるのが得意でした。練習中も宴会時も、率先して前に出ていましたね。29歳での主将就任後も姿勢を崩さず、チームを先導していました。それが良かったかどうか分かりませんが、第65回都市対抗野球大会で優勝できました。ブレずにチームと接してきて結果が出たので感無量でした。
 ―指導法で心掛けていることは
 まずは個を尊重し、チームとして成長させることに重きを置いています。それには選手同士、選手とスタッフの信頼関係がキーになります。日々の練習で培っていくものなので、練習中に感じたことを双方から同じ目線で会話する環境を築き、進めています。
 ―競技の魅力は
 社会人野球は以前、金属バットでしたが、現在は木製バットを使用しています。結果ロースコアの緊張感の高いゲームが増えました。プロを目指す選手も多く、緊張感のあるレベルの高いゲームが魅力となっています。
 ―日本一へ導くための意気込みを
 今年のチームスローガンは「熱く燃えろ! ~全員野球で頂点へ~」としました。全員、昨年のリベンジに燃えております。鈴鹿・亀山の皆さん応援よろしくお願いします。
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