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2019/09/14聖火ランナーで四日市を走りたい

聖火ランナーとして四日市の街を駆け抜けたい―。2020年開催の東京五輪聖火リレーに熱い思いを寄せるのは、四日市市企業ОB人材センターに勤める辻博文さん(64)〓四日市市三滝台2。
辻さんは55年前、鈴鹿市の玉垣小学校3年生でした。目の前を力強く走っていく東京五輪聖火ランナーを国道23号の沿道で、先生や仲間と手づくりの小旗を振って応援しました。1964年10月1日、秋晴れの気持ちの良い晴天だったといいます。応援の参加証は直径わずか1・5㌢ほどの記念バッジ。今も大切に持っています。
来年に迫る東京五輪聖火リレーの参加者募集を知り、どうしても走ってみたいと応募。母校の四日市工業高校跡地であることなど複数の縁を感じ、どうしても「四日市公害と環境未来館」前から走りたいと、県実行委員会と3社の企業応募枠にエントリーしました。
高校時代は野球部でしたが「日本長距離界をリードした瀬古利彦さんは四工の1つ下の後輩にあたります。練習する姿をいつも見ていていました」。
会社勤めを始めてからは陸上部に入り、5000㍍、10000㍍の選手として活躍。選手を引退してからは市民ランナーとして59歳まで数々のレースに出場し、結果を残してきました。故障後はウオーキングを楽しんでいます。
「バッジを見ていると55年前の記憶がよみがえります。長い間陸上に関われたのは、幼いころ見た聖火ランナーや瀬古さんが刺激になっていたのかも。もし当選したら、地域のさらなる活性化を願い、次の時代へつなげたいという思いで楽しく走りたい」と12月の発表を心待ちにしています。

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