みえーる
2026/03/2726/03/27 薬育の拠点に 伊勢くすり本舗がVISON(多気町)に新オープン

伊勢の伝統薬文化を守りながら、現代のライフスタイルに合わせた商品開発を行う伊勢くすり本舗(伊勢市)が、多気町のVISON(ヴィソン)にオープンしました。
伝統の胃腸薬「萬金丹」で知られる同店。新店では「薬育」をコンセプトに掲げ、県内外から幅広い世代が訪れるVISONを薬文化の発信拠点と位置付けています。
店内に並ぶのは、VISONのロゴマークのモチーフにもなっている芍薬(しゃくやく)を使用した化粧品やハーブボールなど。鈴鹿市に約2ヘクタールの芍薬畑を構え、農薬や化学肥料を使わず栽培したものを原料としています。甘草湯には相可高校生産経済科の生徒が育てた原材料も活用されるなど、地域との連携も進められています。今後はオリジナルハーブティや入浴剤作りのワークショップも予定しています。
カフェスペースも併設されており、芍薬の華やかさを感じさせるピンク色が印象的な芍薬花茶(800円)、芍薬の花を練り込んだ米粉クッキー(200円)などが提供されます。生ハーブの入った液体に重曹とクエン酸を自分で加えるドリンク作りや、ラベンダーなどのハーブやスパイスを砂糖で漬け込むコーディアルシロップ作りといった体験も用意。医薬のプロが手掛ける“身体を整えるカフェ”としてリラックスしたひとときを過ごせます。
薬育とは食育と同じく自分で健康を管理するセルフメディケーションの考え方を基に、自分の体を知り、選び、整える力を育む取り組みです。加藤宏明代表は「生薬に触れ、処方の考え方を学びながら、体験を通じて日常に役立てるきっかけを提供していきたい」と話します。
VISON内にも新たに芍薬畑が設けられ、約600株が植えられています。5月ごろには花が咲き、来場者の目を楽しませてくれそうです。
同施設では3月1日から駐車場が無料化され、より気軽に訪れやすくなっています。
営業時間は10時〜18時。
問0598(67)5397同本舗。
写真はワークショップの様子や店舗の解説をする加藤代表






