明和町の斎宮歴史博物館で江戸時代の妖怪絵巻などを並べる『特別展　不可思議な者たち』が開かれています。11月24日まで。
　夜中に京の大路を練り歩く鬼、擬人化した破れ傘、かま、琵琶など異形の者たちを描いた『百鬼夜行絵巻』、備後の国で武士の息子稲生平太郎が16歳の年に体験したという妖怪にまつわる怪異を描いた『百物語絵巻』、陰陽師安倍晴明が執り行う延命長寿の秘儀『泰山府君祭』の場面の復元模型など64点が展示されています。
　会期途中で入れ替えあり。前期は26日まで、後期は28日から。特別展のみの入場料は一般６００円、大学生４８０円、高校生以下無料。
　関連行事は次の通り。
　特別展記念講演会　11月１日13時30分。湯本豪一記念日本妖怪博物館（三次もののけミュージアム）吉川奈緒子学芸員が『もののけのまち三次《稲生物怪録》と湯本豪一コレクション』を演題に講演。事前申し込み要。定員１２０人。無料▽学芸員による展示解説会　11日、11月８、15日13時30分。事前申し込み不要▽サテライト展示　全国科学館連携協議会巡回企画展『百鬼騒乱～災いと妖怪伝承～』　11月24日まで。無料▽博物館きもだめし『妖（あやかし）の巣窟』お化け屋敷を探検！　11月24日まで。事前申し込み不要▽謎解きスタンプラリー『妖怪ナゾ解き』聖なる儀式で妖怪を封印せよ！　11月24日まで。事前申し込み不要▽もののけワークショップ『もののけぬりえ』＆『缶バッジづくり』　11日、11月１、22日。事前申し込み不要
　問０５９６（52）３８００斎宮歴史博物館。
　写真は上から百鬼夜行絵巻　江戸時代　斎宮歴史博物館蔵　写真提供＝同博物館▽百物語絵巻　地　明治時代　湯本豪一記念日本妖怪博物館（三次もののけミュージアム）蔵　写真提供＝同博物館▽陰陽師と式神・外道　復元模型　現代　国立歴史民俗博物館蔵　写真提供＝同博物館