みえーる

2025/07/2625/07/26 フランスや日本の巨匠美術家の作品ずらり フランス印象派から日本の近代洋画まで パラミタミュージアム 9月28日まで

 モネ、ルノワール、ピカソに浅井忠、黒田清輝。フランスや日本の巨匠美術家の洋画作品が並ぶ『フランス印象派から日本の近代洋画まで』が、菰野町のパラミタミュージアムで開かれています。9月28日まで。
 公益財団法人ひろしま美術館所蔵の作品で、海外からはフランス近代美術界の巨匠クロード・モネの『アムステルダムの眺め』、オーギュスト・ルノワールの『パリスの審判』、マルク・シャガールの『河のほとり』、パブロ・ピカソの『女の半身像』などの作品が並んでいます。
 日本からは彼らに影響を受け、国内の近代洋画をけん引した浅井忠の『農夫帰路』、黒田清輝の『洋燈と二児童』、岸田劉生の『支那服を着た妹照子像』、南薫造の『春(フランス女性)』など合わせて約70点が出展されています。
 3人の女神が美男といわれたパリスの前に並び美を競い合うギリシャ神話を基にしたルノワールの『パリスの審判』の前には、審判で選ばれたヴィーナスをモチーフにした『勝利のヴィーナス』のブロンズ像も。
 展示の付随企画として同ミュージアム所蔵品のモーリス・ユトリロの『モンタラン通りと教会』、同ミュージアムと猫をモチーフにした町田尚子さんの作品など7点も飾ってあります。
 同ミュージアム学芸員の青木真由子さんは「印象派の黎明期から日本の昭和までの洋画の大きな流れをたどることができます」と来場を呼び掛けています。
 関連イベントとして8月10日14時~15時30分、講演『フランス印象派から日本の近代洋画まで』を、古谷可由公益財団法人ひろしま美術館学芸部長が行います。パラミタコンサート『フランスと日本をつなぐピアノの調べ』は9月7日14時~15時、ピアニスト平山つららさんが、ドビュッシーの『亜麻色の髪の乙女』、坂本龍一さんの『星になった少年~Shining Boy & Little Randy~』を奏でます。
 共に無料。(入館料要)。一般1,000円、大学生800円、高校生500円。中学生以下無料。
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 2024年3月、同ミュージアムで絵本原画展を開いた町田尚子さんが同ミュージアムのガーデン、図書コーナーなどを題材に書き下ろし作品の新たなオリジナルグッズが完成しました。
 これまでポストカードはありましたが、クリアファイル(440円)、一筆箋(いっぴつせん・660円)の、それぞれ3種類がお目見えしました。
 問059(391)1088同ミュージアム。
写真は展示作品の一部

 

 

 

 

 

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