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2022/03/1222/03/12 濃淡で四日市を表現

桜台2の平出さん
水墨画 四日市三十六景展
16~31日 楠歴史民俗資料館

 四日市市桜台2の平出恒志さん(77)が水墨画で市内の街並みを描いた作品展『四日市三十六景展』を16~31日まで、同市楠歴史民俗資料館で開催します。「『ここ知っている、ここは知らない』など、作品で四日市の街を楽しんでもらえたら」と話しています。
 桜地区の智積養水、水沢地区の弘法杉、中部地区のJR四日市駅、四郷地区の郷土資料館、下野地区の四日市カントリークラブハウスなど、41カ所をペンと墨を使いスケッチブックサイズに描いた作品を出展。モチーフの解説文も添えられます。
 8年ほど前に熟年大学で水墨画を習い始めました。1年ほど前、東海道五十三次の宿駅や景観4、5カ所をつなげて描き、10巻にまとめた作品を描きました。完成後、「次は地元四日市も」と昨年8月から制作を始めました。
 コンビナートやいなばポートラインなどの夜景は写真を使用。2カ所以外は現地に赴きスケッチしました。「富田地区の善教寺の柳の雄大さに驚きました」など、新たな街の発見にもつながったと言います。
 建築会社に勤めていたこともあり、建物関連の制作にはこだわりも。「四日市市総合体育館の大きさや外壁の光り具合の表現が難しかった」
 今後は「県内の名所、旧跡を描いてみたいし、個展も開いてみたい」と意欲を見せています。
 入場は無料。問(398)3636同館。

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