ダンススクールＭ・Ｄ・Ｓが発足10年
アイリス町の岡さんが指導

　「ダンスの楽しさを伝えたい」と亀山市でダンス教室Ｍ・Ｄ・Ｓ（ミキ・ダンス・スクール）を立ち上げた岡未季さん（41）＝同市アイリス町＝が、指導を始めて、ことし10年になりました。「〝楽しさ〟を一番に伝えるようにしています。コロナ禍により記念発表会ができませんでした。単独開催をこれまでしていないので、来年こそは実現したい」と話しています。
　岡さんは東員町の出身で小学校時代、いとこが習っていたバレエを始めました。高校卒業後、ダンス専門学校講師の下で、ジャズやヒップホップなど多彩なジャンルを学びました。同町や四日市市、名古屋市のダンスイベントに出演し、腕を磨いていました。
　結婚を機に亀山市へ転居しました。２子の子育ても落ち着き、２０１１年、踊りの楽しさを教えたいと教室を開くことに。
　発足当初は５人ほどでしたが、35人ほどの大所帯の時期も。「卒業生が帰省時など『踊りに行ってもいいですか？』などの声もあり、何らかの形でダンスに携わっている状況を聞くとうれしい」
　亀山エコーか亀山市文化会館で毎週、土曜日にレッスンし、同館のフェスティバルや夏祭りなどに出演してきました。
　「コロナ禍で会場が使えない時など自宅練習の動画を送ってくれ、自発的なやる気が私の励みにもなっています。踊りのジャンルは一つではなく、同じジャンルでも指導者によって違います。いろいろな人の指導を受けて、多様な経験を積んで新たな発見をしていってほしい」と話しています。