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2021/10/232021/10/23 絶滅危惧種ヒナノジャクショウ発見

 コケやシダなどに関心を寄せる宮本侑佳さん=内部東小学校5年=が、市内の丘陵地で絶滅危惧種に指定される『ヒナノシャクジョウ』=写真=を発見しました。好奇心旺盛に、さらなる知識を身に付けたいと意欲を示しています。
 宮本さんは通学路に生えるコケやシダを見て、かわいいと感じていて、違いを知りたいと、夏休みに調べてみることにしました。
 元自治会長で四日市大学自然環境教育研究会代表の保黒時男さんに標本の仕方やまとめ方を聞いたり、採取時に同行してもらったりしました。
 8月の暑い中、丘陵地で観察をしていると落ち葉の影に小さくて白い花のようなものを発見。「どうして白いのか。光合成してないのかな」と疑問に感じた宮本さんは、保黒さんに確認を求めました。三重県で絶滅危惧種Ⅱ類に指定される『ヒナノシャクジョウ』と判明。貴重な被子植物と分かり驚いたと言います。
 その後17株を確認しました。北勢地域ではほとんど発見されていないので、貴重な記録となりました 
 宮本さんは「来年はカワモズクの研究をしたい。将来、植物の研究者になりたいと思っています」
 今回の自由研究は、三泗小中学校科学展の入選作品となりました。

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