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2021/08/282021/08/28 地域色出し修了研究

 四日市工業高校ものづくり創造専攻科2年の3人は、修了研究でこにゅうどうくんのイラスト入りスマホスタンド作りに取り組みました。3人のアイデアと習得した技術を駆使した地域色豊かなものづくりです。
 ものづくりを通して地域との関わりを深めようと、渡辺亮太さん(20)、服部弘滉さん(19)、猪坂智希さん(19)の3人が発案、設計、製作をしました。
 日ごろ自分たちが利用しているスマホスタンドを作ることを決め、猪坂さんが2枚のアクリル板の溝をはめ込んで使うものをCADで設計。渡辺さんと服部さんがアクリル板をレーザー加工。絵柄は市から使用許可を得て、三重とこわか国体・大会にちなんだ野球、テニス、ゴルフをする3種類のこにゅうどうくん柄を専用プリンターで印刷しました。
 服部さんは「アクリル板は機械で加工するとき熱で溶けてしまうので、試行錯誤を繰り返しました」。渡辺さんは「絵柄をプリントするとき、中心からずれてしまわないように注意しました」。
 完成したスタンドは高さ5・5㌢、幅4・5㌢のコンパクトサイズで、四日市市へ100個寄贈しました。
 さらに、日永うちわの持ち手部分の文字入れにも挑戦=写真。製造業者『稲藤』の竹製のうちわの持ち手に、レーザーで文字を彫るお手伝いです。
 猪坂さんは「何度も試作を繰り返しました。曲面に彫る作業は難しかったです。中心線を決め慎重に作業を進めました」と振り返りました。
 寒作一也教諭は「地域とのつながりを大切にしていきたいと考えています。スマホスタンドやフェイスシールドなどご要望があればご相談ください。数や時間に限りはありますが、生徒たちの実技実習の範囲でご協力できれば」と話しています。
 問い合わせは、同専攻科=〓(346)3201=へ。

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