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2025/02/0125/02/01 日本画の技術と西洋絵画を融合させた作風で活躍 『藤田嗣治 7つの情熱 LES 7 PASSIONS DE FOUJITA』 パラミタミュージアムで3月30日まで

 菰野町のパラミタミュージアムで『藤田嗣治 7つの情熱 LES 7 PASSIONS DE FOUJITA』を3月30日まで開催しています。
 藤田嗣治は20世紀を代表する芸術家の一人で、猫や女性などをモチーフにし、日本画の技術と西洋絵画を融合させた作風で活躍しました。
 同展は藤田研究の第一人者でパリ在住の美術史家シルヴィー・ビュイッソン氏監修の下、フランス国内の個人が所蔵する作品を中心に約170点を展示しています。
 愛猫や愛用の面相筆などと一緒に描かれた自画像の『自己表現』、パリを中心とした『風景』、交流のあったピカソやルソーの作品に衝撃を受けた『前衛』、「乳白色の裸婦」で高い評価を受けた『女性』など、藤田が情熱をささげた七つのテーマに沿って飾られています。
 同館学芸員の青木真由子さんは「藤田嗣治のイメージ的な画風以外で、知られていない作品も展示しています。初めて作品を見る人、よく知っている人も、より藤田を理解することができるのではないでしょうか」と話しています。
 関連イベントとして2月23日午後2時から同展の日本側監修者で美術史家の矢内みどりさんの記念講演、3月2日午後2時からソプラノ歌手の日比野景さん、ピアノの平山晶子さんによるコンサート『フランス音楽~エスプリと彩り~』を開催予定です。
 一般千円、大学生800円、高校生500円。中学生以下無料。問059(391)1088同ミュージアム。

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