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2021/09/1121/09/11 跳躍をエンタメに
走り高跳び五輪出場
衛藤昂さん
企画運営団体Jump Festival設立
跳ぶをエンターテインメントに―。リオ、東京で開催された五輪に陸上の走り高跳びで出場した衛藤昂さん(30)=鈴鹿市南旭が丘=が、跳躍競技の大会やイベントを企画運営する団体『一般社団法人Jump Festival』を設立しました。「選手も観客もワクワクするイベントをみんなで作り、地域の活性化につなげられたら」と話しています。
目標としてきた東京五輪出場を終え、今季で一線を退くことを表明していた衛藤さん。ことしの5月から次への挑戦として、跳躍競技の普及や強化、身近に感じてもらう場つくりを構想し始めました。
世界選手権にも3回出場し、海外遠征を多く経験。欧州チェコの試合では小さな体育館だけに、選手は観客の手拍子を間近で浴び、応援を肌で感じたり、観客は選手が観覧席のそばで試技をするので、息遣いや足音を聞けたりするなど、『選手も観客も楽しめる大会』になっていることを実感しました。
国内大会などは選手と距離が遠く、一体感も薄い状況。「身近に感じてもらう大会をみんなで作っていきたい」と考え、跳躍仲間のトップアスリートらに声をかけ、団体を発足させることにしました。
自分らに設立のノウハウや跳躍に特化した団体の前例がないことで、課題が立ちはだかりましたが、人脈を生かしてアドバイスを受けて、クリアしていきました。
「誰でも参加できる記録会、観光地やショッピングモールでのイベント、公認大会など、できる事から一歩ずつ進めていきたい。跳躍の迫力、面白さを近くで見ていただけたら。地元ではイオンモール鈴鹿で跳んでみたい」と話しています。
最新情報を発信するWebサイトは、9月中旬に開設予定です。