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2021/07/24阿下喜駅 旧駅舎を復元

昭和レトロな町並みに新ランドマーク

 老朽化のため2006年に建て替えられた三岐鉄道北勢線阿下喜駅の旧駅舎が復元され、7月から公開が始まりました。
 復元したのは、鉄道を生かした町づくりに取り組む『北勢線とまち育みを考える会』の代表を務める安藤たみよさん(59)と、建築業を営む夫信幸さん(63)夫妻〓いなべ市北勢町阿下喜。解体される駅舎の部材を鉄道会社から無償で譲り受け、阿下喜駅から北へ約600㍍の所有する土地に建てました。国登録有形文化財の桐林館(旧阿下喜小学校校舎)と隣接する場所に位置し、同館とともに町の新たなランドマークとなることが期待されます。
 外観はほぼ原寸大で、内部は実際に使われていた券売窓口や売店の部材を利用し、当時を再現。“駅長”を務める同会メンバーの田中一彦さん(63)〓桑名市星見ヶ丘2〓が、鉄道模型やヘッドマークなど所有するコレクションの一部を展示します。駅舎周囲を全長約50㍍の1番ゲージが取り囲み、鉄道模型を走らせることができます。
 安藤さんは「コンセプトは鉄道ファンが集う大人の遊び場。昭和レトロな町の雰囲気と併せて、新たな人の流れをつくり出せれば」と話しています。
 開館は原則第1・3日曜の午前10時~午後4時。
 〓090―1569―2735安藤さん。

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