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2021/07/2421/07/24 二人三脚で本刊行

鈴鹿市の夫婦2組

 鈴鹿市の2組の夫婦が、ライフワークに関した本を刊行しました。二人三脚で協力しながら、それぞれの思いを形にしました。

ハワイの仏教寺院を紹介
岸岡町の小川夫妻
『アロハの島で寺めぐり』
 鈴鹿市岸岡町の小川隆平さん、はつこさん夫妻が米国ハワイ州ハワイ島の仏教寺院についてまとめた本『アロハの島で寺めぐり マウカマカイの細道 ハワイ島編』を、東銀座出版社(東京都)から発刊しました。「ハワイ島に残る古い日系文化の発掘、食や観光ガイドを超えた知的ガイドブックとして見ていただけたら」と話しています。
 島内6地区の36寺院の宗派、歴史、建物などを写真と地図で紹介。信徒数の減少で存続が危ぶまれている中、活気を戻そうとする各寺院の僧侶や信徒たちの努力、日系移民の歴史、活躍なども盛り込まれています。
 夫婦は旅好きで約50の国や地域を巡っていました。2012年、ハワイ島を訪れた際、日本人の移民、日系文化の色の濃さを感じ、興味を持ち、歴史やつながりを調べたくなりました。以降、毎年のように同島を訪問し、18年、調べた内容を形にし、歴史を伝えたいと本にすることに。
 夫妻は「家に居ながら時間と空間を超えた旅ができると思います。次はマウイ島編を考えています。沖縄県、福島県から移民をした人が多く、エイサーや福島太鼓など、日本の文化がマウイでも受け継がれています」と話しています。
 A5判、251㌻、2300円(税込み)。市内の未来屋書店鈴鹿店、コメリ書房鈴鹿店で購入できます。
 問03(6256)8918同出版社。

画家目指した壮年期まとめる
三日市の舟越夫妻
『つれあいは絵描きになりまして』

 鈴鹿市三日市南3の舟越幸子さんがエッセー『つれあいは絵描きになりまして』を先月、発行しました。「個展開催など、華やかな面の裏にある骨折りを少しでも分かってもらえたら」と話しています。
 約45年前、「絵描きになる」と宣言し、活動を始めた当時30歳を迎えた夫利和さんとの当初の10年間をまとめたもので、岡山県へのスケッチ旅行や初個展での思い出、何気ない会話や夫の活動を影で支える心模様など、二人三脚の夫婦生活が記されています。表紙の題字や挿絵は利和さんが担当しています。
 3年ほど前、自身の生きてきた証しを形として残したいと思い、執筆に入りました。「長年の夫婦生活の中で、どの時期を書くか考えた時、活動を開始した最初の10年間が印象深かったので採用しました」
 A5判、32㌻、80冊の発行。利和さんが絵画教室の講師を務める市内10カ所の公民館(飯野、神戸、鼓ケ浦、清和、一ノ宮、玉垣、栄、石薬師、郡山、箕田)に配布予定です。

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