ホームニュース

2021/06/122021/06/12 趣味の絵本づくりに情熱

 創作絵本『海のぷくぷくようちえん』の作家は7人の孫をもつ井上進さん(68)〓四日市市小生町。趣味の絵本づくりに情熱を注ぎ、離れて暮らす孫と会える日を心待ちにしています。
 井上さんは絵を描くことが好きで、幼い孫と海を題材にした絵を描いて遊んでいるとストーリーが浮かび、絵本づくりを始めました。医薬品の会社を定年退職する時に、お世話になった職場の人や家族に感謝の気持ちを込めた贈り物にしようと決めました。
 移動中の電車の中でキャラクターを考えたり、思い浮かんだストーリーやクスッと笑える『おやじギャグ』など、持ち歩くノートに書き留めておきました。
 退職記念にと完成した絵本『海のぷくぷくようちえん』は50人ほどに配りました。「皆さん、とても喜んでくださいました」
 2作目は4年前、3作目は昨年7月に完成。海の生き物たちが幼稚園で繰り広げるお話です。『いかすけ』『たこっぺ』『かがみせんせい』らが登場し、いたずら、冒険、友情、謎あり。読み手を引き付けるストーリーと水彩色鉛筆で優しく色を付けたシリーズ作品となりました。
 一昨年92歳で他界した母との思い出を記録した絵本『星からやってきたおばあちゃん』も制作し、自身のきょうだいに配りました。
 健康維持に続けている水中ウオーク中、次の作品に向けての構想を練ったり、熊本の友人から聞いた『ラッパイチョウ』を題材にした絵本を作ってみようと考えたり。
 「元気で孫たちと会える日を楽しみにしています。トランペットの練習も始めたので、トランペットの吹ける絵本作家を目指していますよ」と意欲満々です。

ヘッドラインへ