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2021/03/13障がい者の就労支援

対人の不安解消へ
桑名総合福祉会館 『ふれあいサロンみちくさ』開設

 障がいのある人たちが、就労に向けて働く体験をするカフェ『ふれあいサロンみちくさ』が2月26日、桑名市総合福祉会館にオープンしました。本来は1月末の開業予定でしたが、県の緊急警戒宣言などを考慮し1カ月遅れの開設となりました。コロナ禍のため当面は、毎月最終金曜日午前10時~午後2時の月イチ開催となります。
 社会や他者と関わる経験が少ない障がい者に、接客を通じて対人への不安を解消してもらおうと、桑名ボランティア連絡協議会と同市障害者団体連絡協議会が開設しました。市内外32の福祉サービス事業所でつくる連絡協議会が参加希望者を募ります。
 メニューはしばらくコーヒーと緑茶のみで、価格は気持ち分を『こころ箱』に入れる仕組み。カフェに併設する形で、カップケーキやマスクなどといった福祉作業所の自主製品が販売されます。
 オープン初日の営業に参加した服部佑亮さん(27)は「お客さんの前に立ったときは緊張したが、ここで自信を付けて就職につなげたい」と丁寧に接客をこなしていました。
 運営を担う桑名ボ連の川瀬みち代代表は「コロナ禍が落ち着いてきたら開催回数もメニューも増やしたい。カフェを『誰一人取り残さない社会』の足掛かりにしていきたい」と話しています。
 〓(22)8218桑名市社会福祉協議会。

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