ホームニュース

2021/02/13早くも新年準備

日本画家水谷さん(桑名市馬道)絵馬の原案作成
22年寅年 伊勢神宮で頒布

 2021年がスタートしてまだひと月余りですが、早くも22年の新年に向けた準備が始まっています。桑名市馬道の日本画家水谷桑丘さん(77)が、伊勢神宮で頒布される寅(とら)の絵馬の原案を作成しています。
 水谷さんは、神宮の祭事に関する資料を収蔵する神宮徴古館に作品を献納したことが縁となり、第62回式年遷宮で記録画家を務めました。絵馬の原案は神宮からの依頼で、16年の申(さる)年から作成しています。
 日本画の技法を生かした繊細な絵が好評で、今回は6種の図案を作成。神宮側で採用する絵を決定し、年明けには、桑名で描かれた寅の絵が全国から訪れる参拝客に頒布されます。
 水谷さんは「日本画らしさを取り入れつつ、シンプルで落ち着いた絵柄を心掛けた。新しい年が、皆さんにとって良い年になるよう願って描きました」と絵に込めた思いを話しています。

ヘッドラインへ