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2021/05/082021/05/08 傘寿のクラスメート文集で交流
四郷小学校の昭和28年3月卒業生の文集『6年B組ゆかいな仲間80歳の日日』が完成し、卒業生34人に配布されました。コロナ禍で今年、80歳を記念したクラス会が開催できず、急きょ編集スタッフらの手によって作られた文集で交流しました。
68年前の同クラスは、男女合わせて50人の児童が在籍。卒業後、46歳の年に第1回のクラス会を開き、2回目は64歳の年に、その後は毎年開催してきました。ところが、昨年は新型コロナ感染拡大防止のため自粛。今年は80歳の節目の年となるため、開催を楽しみにしていたところ、再び感染者が増え、やむなく中止を決定しました。
幹事の稲垣節雄さん=四日市市高花平=は「みんなの近況を1冊にまとめ、自粛生活の中、仲間がつづった文集を心の支えにしてもらえたら」と文集の作成を発案し、4人の元クラスメートと準備を進めました。所在の分かる仲間たちに『近況を手書きで報告してほしい』と呼び掛けたところ、23人から返信がありました。
A4判24㌻に収められた冊子には「夫婦2人で元気に過ごしています」「楽しく幸せに過ごしています」「ボランティア活動をしています」や、『80年を振り返って』を題材に自身の足跡をつづり、趣味の絵画作品を添えた丁寧な便り、幹事への感謝の言葉などが記されています。
稲垣さんは「このクラスメートは離れていても、年を重ねてもきょうだいみたいなもの。大切な仲間です。来年こそは、この文集を持ってみんなで集まりたい」と話していました。