四日市市尾平町の森次男さん（６９）が、県生活衛生同業組合連合会（略称・せいえいみえ）が募集したイメージキャラクターのデザインコンテストで最優秀賞を受賞。１１３点の中から最高位に選ばれました。
　コンテストは、理容、美容、公衆浴場、クリーニングなど１３の業種が加盟する『せいえいみえ』が、県民に活動を周知し、厳しい時代を乗り越えようと、誰もが親しみやすいイメージキャラクターのデザインを募集しました。
　新聞の募集記事を見た森さんは、イメージが湧き、１０点ほどアイデアを出してみました。その中から顔の部分を『せいえいみえ』のイニシャルＳでデザイン化。緑色は安心、安全を意味し、笑顔で生衛業界をアピール。胸のＭは三重を表し、かわいいキャラクターを誕生させました。
　森さんは、印刷会社勤務時代、デザインを学びました。客観的な評価をしてほしいと、シンボルマークやポスター、キャラクターなどのコンテストに応募し、多くの結果を残してきました。「経験を重ね、募集をする側のコンセプトを読み解き、制作意図を練り上げ、シンプルなデザインを心掛けてきました」
　森さんは「６０代最後の作品が選ばれて、うれしいです。まだまだチャレンジしたい。デザインは、７０代でも感性で競える」とやる気満々です。