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2021/03/2721/03/27 とこわかへのエール④

手話サークルとちの実 長尾奈津江さん
選手の役に立てられるように
鈴鹿市一ノ宮町

 今秋、国民体育大会三重とこわか国体・全国障害者スポーツ大会三重とこわか大会が県内で開催されます。両大会を支えるボランティアや施設管理者などに、大会への思いを聞く『とこわかへのエール』の4回目は、手話で耳が不自由な選手らをフォローする情報支援ボランティアとして参加する、手話サークルとちの実の長尾奈津江さん(鈴鹿市一ノ宮町)に聞いてみました。
 ―活動参加のきっかけは
 2018年、友人に誘われて鈴鹿市の手話奉仕員養成講座に参加しました。1年の受講期間中に大会開催の話を聞き、支援ボランティアを募っていることも知りました。まだ受講中でしたが、お手伝いできるかなと思い、一緒に学んでいる仲間と参加することにしました。大会までに期間があり、講座の講師がとちの実のメンバーだったことから、経験を積もうと所属することにしました。
 ―支援活動の予定について教えてください
 競技場内の設備案内や競技開始時間、会場への道案内、お勧め観光地の紹介などを手話で応対する予定です。感染防止対策をした上での口の動きやジェスチャーとかも活用していけたらと思っています。今、情報支援ボランティアの養成講座を動画配信で学習しています。実際の支援はどんな形になるのか、多少の不安はありますが、少しでも選手の皆さんの役に立つことができるように頑張りたいです。
 ―大会への思い入れはありますか
 国体自体への関わりはなかったのですが、息子がアーチェリーで高校総体に出場した際、選手の良い記録に観客が声援で応える一体感がとても良かったのを覚えています。三重大会でも選手と応援の人たち、スタッフが一体になれたらと思います。
 ―三重県選手らに応援のエールを
 この日のために築いてきたものを発揮し、最後までベストを尽くして、栄冠を手にしてください。ボランティアのみんなで応援しています。
    ◇
 長尾さんは、牧田公民館、郡山公民館でのとちの実の活動に参加しています。

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