包装紙や紙袋、折込みチラシなどで作る造形物『ペーパーブロック』を楽しむ森順子さん（８１）＝四日市市海山道町３。塩浜郵便局ロビーで、初めての作品展を開催しています。
　森さんは２０年ほど前、手芸本を見てペーパーブロックを始めました。不要になった包装紙などを再利用して、テキスト通りにカメや人形など小さな作品を作っていました。カラオケ、体操、デイサービスの手伝いなど毎日忙しく過ごし、ペーパーブロックは１８年ほど途絶えていましたが昨年、創作活動を再開。
　作る物をイメージして色や紙質を選び、簡単な折り方でいくつものパーツを作り、組み合わせます。アニメのキャラクターや動物、花などを作り、マスコットや飾り物として友人にプレゼントしています。
　郵便局ロビーには１０点ほど展示しています。中でもカモはお気に入り。緑と茶色で頭や羽根を表現し、くちばしは黄色に。「難しいものができるとうれしいです」
　森さんは「これからもやる気満々です。失敗したらやり直したらいい。次は御所車に挑戦しようと、準備をしています」と話していました。
　展示はことしいっぱい続きます。新作ができたら入れ替えていくということです。