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2020/11/2820/11/28 平和と共生の歌復刻へ
2014年制作の楽曲をCD化
アマチュアシンガー青井さん
平和と共生への思いを継続させたい―。鈴鹿市北堀江2のアマチュアシンガー青井カズノリ(本名・和徳)さん(61)が、2014年に作った曲『平和と共生のうた』を、後世に受け継ごうと収録したCD『風まかせ』を制作しました。「平和と共生は、〝ウィズコロナ〟にかかわらず、いつの時代でも大切だと思います。歌を通じて心や頭の中に残してもらえたら」と話しています。
13年、仏ル・マン市で鈴鹿市とル・マン市、スウェーデンのユースダール市が『地域共生と世界平和に関する日仏瑞三都市共同宣言』を行いました。翌年、3都市が鈴鹿市に集まるイベント『地域共生から世界平和を考えるつどい』を記念し、曲が作られることになりました。
詩は市内の中学生から公募され、曲は当時鈴鹿市職員で働く傍ら、アマチュア音楽家として活動をしていた青井さんに白羽の矢が立ちました。曲は同イベントで市内の合唱団が発表し、1~2年は合唱団が歌っていましたが、歌い継がれず途切れていきました。
17年、市男女共同参画センターのイベント実行委員が曲に着目し、主催するジェフリーフェスタのオープニングでの歌唱を作曲担当の青井さんに打診。「イベントのテーマと曲が合っていたと思います。何より、曲が、また日の目を見ることができたのは良かった」
翌年以降も、同フェスタのオープニングで披露されていましたが、コロナ禍により、ことしの同フェスタの開催も不透明に。50年以上の音楽活動の集大成を形にしたい、曲を受け継いでもらいたいとしてCD化することに。
曲はフォークロックを中心に20~50代までに作った中から9曲をピックアップ。ギターとベースだけのシンプルな構成で収録しました。「大木中時代、サイモン&ガーファンクルの影響を受けて、音楽を始めました。同世代の人に楽しんでもらえたら」と話しています。
CDは1500円(税込み)。問090(9898)8224青井さん。