中嶋　拓海さん
大仲さつき病院

　主に精神医療を手掛ける同病院で今年４月から、作業療法士として勤めます。心の病に寄り添い、社会への復帰を支援します。
　現場に出て間もない中で心掛けるのは、患者さんの話をじっくりと聞くこと。同院では感染症対策として６月から、入院患者と家族がオンラインで面会できるシステムを導入。「でも、やっぱり寂しさはあると思う。直接話せる僕たちが、一つ一つの言葉に耳を傾け、気持ちを受け止めたい」と話します。
　小学生の時は空手、中学生の時には剣道と、武道で学んだ『敬意を持って相手と向き合う』姿勢が、今の仕事にも生かされていると言います。「相手をコントロールするのではなく、自分の心をしっかりとコントロールしていきたい」