９月９日　川越町あいあいホール
尺八の野村峰山さん

　人間国宝で川越町高松出身の尺八奏者野村峰山さん（66）の凱旋（がいせん）演奏会『人間国宝野村峰山と竹の新撰組尺八コンサート』が９月９日午後２時から同町あいあいホールで開催されます。「尺八の魅力を広く知ってほしい」と話しています。
　野村さん作曲で豊かな津軽の自然をテーマにした合奏曲『津軽風土記』、都山流の初代山本邦山氏作曲の『竹の群像』など７曲を、若手演奏家８人グループの『竹の新撰組』とともに披露します。
　野村さんは父、樋口賛山氏の手ほどきで朝明小５年から尺八を始めました。菰野高校在学中に都山流尺八本曲コンクール全国大会で金賞受賞、その後、人間国宝の山本氏に師事。２０２２年、重要無形文化財保持者（人間国宝）に認定されました。
　尺八の魅力は「自然の風の音が癒やしに変わるところ」と話し、「川越中学校の建て替え竣工に合わせた演奏会などが、またできたら」との目標も掲げています。
　チケットは１階席３０００円、２階席２５００円。同町あいあいセンターなどで販売中。問（３６４）２５００同センター。