みえーる

2026/02/0926/02/09 津市西区の住所を検索しないでください――。津市題材のホラー小説『三重県津市西区平山町3ー15ー7』発刊 大舟さんが執筆

 津市の架空住所を基にしたホラー小説『三重県津市西区平山町3ー15ー7』が先月末、東京の出版社KADOKAWAから発売されました。2月25日にはコミック化され、カドコミアプリで配信予定です。
 物語は「使用しているスマホやパソコンの検索履歴に、いきなり出てくるらしい」「津市街地まで50km、西区まで2kmという案内標識を見たことがある」「テレビの速報テロップで見た」など、日常のあらゆるところに紛れ込んでくる架空住所。不確定な情報を基に主人公の作家、小林が実在しない住所の秘密を調査し始めます。すると一見関連性のない出来事が一つの真実を指し示し始めます。
 フィクションをドキュメンタリー映像のように見せかけて演出する表現、モキュメンタリー手法で書かれ、昨年のKADOKAWA主催の小説コンテスト『カクヨムコン10』で、応募総数12,449点の中からホラー部門大賞・コミカライズ賞を受賞しています。
 作者の大舟さんは受賞に対して「まさか自分の作品が賞を頂けるとは思ってもいなかったので、驚いたと同時に、大変うれしく思いました。元々好きで書いていただけの作品でしたが、いろいろな人に読んでもらい、面白かったと言っていただき、さらには賞まで。身に余る光栄でございました」と喜びを語ります。 
 書籍化、コミック化については「これまで以上に多くの方々に作品をご覧になっていただける大変ありがたい機会だと思います。文章のみの書籍と絵が付くコミックとでは、見え方も大きく変わると思いますので、私も知らない新しい作品の色が見えてくるのではないかと大いに楽しみにしております」との期待も。
 小説を書き始めたのはコロナ禍で、外出が自由にできなくなり、インターネット小説に対しての注目が以前より集まっていたことからとも。
 作品の舞台は元々、大阪近辺を中心にしていたとのこと。「津市にお住いの皆さんは温厚そうなイメージがあったので、怪談の舞台設定にしても許していただけるかなぁと思ったのが、正直な一番の理由です……(笑)」
 今後は「本作のようなホラー作品をまた書きたいのと同時に、読む人をワクワクさせるようなファンタジー小説も書いてみたいなと思っております。自分の書きたいものを好き勝手に書けるのが、インターネット小説の良さだと思いますので、私自身、今後も執筆を楽しんでいきたいと思います」と話しています。
 書籍は四六判288ページ、1,540円。
 最新情報は『三重県津市西区平山町3ー15ー7』で検索してください。
画像はコミックの1シーン=提供

 


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